フリーランスエンジニアが仕事を獲得する難しさ

最近は、ITエンジニアにおいてもフリーランスが増えつつありますが、案件を獲得することは実際には難しい場合がほとんどです。なぜなら、仕事というのは会社に属する個人に向けて発注されている訳ではなく、会社という法人に信頼を寄せて発注されているためです。

会社と会社の取引というのは、往々にして信頼関係や取引実績によって左右される場合があります。これを談合であるとか指摘されることもありますが、特に日本社会はこうした信頼関係を重視する傾向にあるので、取引先とのお付き合いというのは欠かすことができないのです。

フリーランスで仕事を得る場合には、人脈構築を進めていくことで仕事を分けてもらえる可能性がありますが、これも相当の信頼関係を構築していないと難しく、実際に仕事を得るに至らない場合もあります。また、毎月継続して仕事を得られるわけでは無いので、生活を成り立たせるためには難しいと言えます。

こうしたフリーランスエンジニアを続けることで、自由な生活や報酬をすべてマージン無しに受け取れるといったメリットはありますが、毎月の収入が一定にならないので羽振りの良いときは良いかもしれませんが、それは定期的に続かないといったリスクを秘めています。

これらのデメリットは、銀行などからローンを組む際に影響する可能性があります。フリーランスの場合には、仕事を得ることが往々にして難しいので、継続的な返済に耐えられないこともあるためです。そうした背景があり、フリーランスが生計を立てていくのにはリスクが伴うのです。

ただし、今は仕事を獲得するのもプロに頼める時代で、フリーランスエンジニア専門のエージェントを利用する人は多々います。確実に仕事を獲得でき、長期的な収入の安定を図る上でもエージェント活用は大変有効で、営業が苦手なフリーランスをサポートするサービスとしても利用する価値が十分にあると言えるでしょう。